HOME >  エコキュートTOP >  プロが教えるエコキュートの正しい選び方
プロが教えるエコキュートの正しい選び方

プロが教えるエコキュートの正しい選び方


エコキュートといっても、その種類は様々です。カタログを見ても、色々な機能や容量が書いてあるけど、何が違って、何が自分に合ってるのかを判断していくのも難しいかと思います。そこで、エコキュート選びで大切なポイントをまとめてご紹介いたします。あなたのご家庭に必要な機能を整理していただき、ぴったりのエコキュート探しにお役立て下さい。

フルオート・オート・給湯専用の違い

エコキュートの機能の大きな違いとして、「フルオート」「オート」「給湯専用」という3種類があります。それぞれの機能の大きな違いは以下の通りです。

1.フルオートボタンひとつで「お湯はり」「保温」「たし湯」まで自動運転します。

2.オートボタンひとつで「お湯はり」をします。「ワンタッチたし湯」もできます。

3.給湯専用蛇口をひねるとお湯が出るというシンプルな機能のみです。

こうしてみると、フルオートとオートが何となく似ている感じで、いまひとつしっくりこないかと思います。

そこで、プロの視点から一つアドバイス!
フルオートとオートの違いは「保温」「たし湯」を自動でするか、しないかという点です。
一見すると、自動で「保温」し、お湯が少なくなれば「たし湯」してくれるという機能はありがたいようでもありますが、私達は基本的にこれらの機能はオススメしていません。
なぜなら、それだけ余分な光熱費が掛かってしまうからです。

細かな説明は割愛しますが、「自動保温=自動追い焚き」ということです。
原則として、追い焚きは光熱費が高くなります。
同じ温度を目標に温め直すならば、湯量は増えますが足し湯の方が経済的なのです。
せっかく光熱費が抑えられるエコキュートにしたのに、随時追い焚きをしてしまうと、本末転倒ですね。

よって、これらの機能を選ぶ際は、自動湯張りが欲しければ「オート」。
必要なければ「給湯専用」という感じで考えていただければ、間違いないでしょう。

タンク容量の目安と失敗しやすいポイント

次に、エコキュート選びで大切になってくるのは「タンク容量」です。
基本は「370L」「460L」「550L」の三種類からお選びいただくこととなります。
それぞれの容量の目安は以下の通りです。

370L:4~5人家族
460L:5~7人家族
550L:7~8人家族

ここで、プロの視点からひとつだけアドバイス!
多くの方は、現在の家族構成だけを考えてついついタンク容量を選んでしまいますが、
場合によっては失敗してしまいます。
それは、「お盆やお正月などに子供たちが孫を連れて帰省してくる」というご家庭や、
「これからまだ家族が増える可能性がある」というご家庭。
もしくは「子供たちも家を離れていくから人数は減っていく」という場合です。

エコキュートは、基本的に深夜電力でお湯を沸かし、それがタンクの中にお湯として使える状態で存在しています。
そして、そのお湯を使いたいときに使うというものです。
通常4人家族で370Lのところに、孫たちが帰省してきて7人になったとしたら、お湯を作る事よりも使う事が増えてしまい、途中でタンクの中のお湯が切れてしまうことも考えられます。
年に1度ならば深く考える必要もありませんが、こまめに帰ってくる場合などは、ひとつ上の容量を選ばれると良いかもしれません。

タンク形状の違い

最後に、タンク形状の違いについて簡単に説明します。
タンク形状は写真左から「角型」「スリム」「薄型」となります。
実際の大きさは、370L、460L、550Lと容量によって変わりますので、各商品詳細ページでサイズ(外形寸法)をご確認いただきたいのですが、見た目は大きく異なってきますので、一つの参考にしてみてください。

角型タンクスリムタンク薄型タンク


関連記事
エコキュートTOP
分かったつもりで分からない電気温水器とエコキュートの違い
エコキュートの仕組みを徹底検証
あなたの命を助けてくれる。エコキュート非常用取水栓の取扱方法
ここで見つかる!エコキュート製品一覧
安心のお付き合い!エコキュート無料定期点検のご案内


お役に立ちましたでしょうか?
この記事が役に立ったと思われたら、どうぞ気軽に「シェア」・「イイね」してください。
執筆担当者のモチベーションに繋がります!!