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【永久保存版】エコキュート非常用取水栓の取扱方法

【永久保存版】エコキュート非常用取水栓の取扱方法


長府製作所のエコキュートに関する非常用取水の方法です。機種によって、それぞれの場所に若干の違いがありますが、参考にしていただき、今後に備えていただければと思います。できれば、非常時に備え本ページをプリントアウトしていただき、各部品の場所等を事前にご確認いただくことを強くお勧め致します。


注意事項 <必ずお読みください>
 1.非常用取水を実施する際は、熱湯が出る可能性があります。
   軍手等をしての作業はお湯がかかった際に、
   やけどの恐れが高まり危険ですので、避けて下さい。

 2.非常用取水を実施した後は、タンク内に空気がたまります。
   そのままの状態で、利用してしまうとその空気が原因で
   ヒートポンプ等の故障を引き起こす可能性があります。
   復帰利用される際は、購入された業者様等に連絡していただき、
   専門家による復帰利用をされてください。


非常用取水実施手順 <よく読み注意して実行してください>

 1.配管カバー・脚部カバーを取り外す

   脚部カバーはオプションですので、付いていないご家庭もあります。   
   付いている場合のみ、カバーを取り外して下さい。

   <配管カバー・脚部カバーが付いている状態>
   脚部カバーが付いている状態

   <配管カバー・脚部カバーを外した状態>
   脚部カバーを外した状態

 2.操作部のふたを開き「漏電遮断機レバー」をOFFにし、
   ふたを閉じ、貯湯ユニットの給水元栓を閉じる

   本体下部についているものが多数です。写真を参考にして下さい。
   この操作をしないと、水を抜いた状態でもエコキュート内に通電してしまい、
   故障の可能性になります。必ずこのスイッチをOFFにしてください。

   <漏電遮断機レバーのある位置>
   漏電遮断機レバーのある位置

   給水配管は、脚部カバーを開いた状態で、左から2番目の配管です。
   <給水元栓の位置は枠内の配管図でも確認できます>
   配管図

   配管図2

   通常は、この左から2番目の配管に連結されたホースに、
   下記写真のような栓が付いています。
   この栓を閉める事を実施してください。

   ※施工業者によって、すぐ下にバルブがない場合もあります。
   その際は、このホースをたどって行き、一番最初に現れるバルブを閉めてください。
      

   <給水元栓のイメージ>
   給水元栓イメージ

   ※バルブは様々な形状のものがあり、上記は一例です。

 3.点検口のふたを開き、逃し弁のレバーをゆっくりあげる

   通常は貯湯タンク上部にカバーがあり、その内部に逃し弁が付いております。   

   逃し弁のレバーを上げることで、貯湯タンクに空気を入れることができます。
   空気を入れることで非常用取水口から水(湯)をスムーズに出すことができます。

   弁を開けると聞いて、回してしまう人がいますが、
   この逃し弁は回してもクルクル空転するのみで、実際には開きません。
   レバーを起こす、立てるという動作が必要です。

   <逃し弁の場所>
   逃し弁の場所

   <逃し弁のカバーを開けた様子>
   逃し弁カバーを開けた状態

   <実際の逃し弁のイメージ>
   逃し弁

 4.ヒートポンプ往き口(水側)の非常用取水栓にホース(現地手配)を取付ける

   ヒートポンプ往き口(水側)といってもピンと来ないと思います。
   正確な場所は下記の写真を参考にして下さい。

   脚部カバーを外した状態で、多くのバルブが付いています。(機種によって数が異なります)
   その左から3番目、非常用取水栓があります。
   ここに、ホースを取付けるのですが、内径6mmのものが必要となります。

   <ヒートポンプ往き口(水側)は「HP往」です>
   配管図

   <非常用取水栓の位置>
   非常用取水栓の位置

   <非常用取水栓のアップ画像>
   非常用取水栓

   説明書にもあるように、ホースは現地手配=各自が用意することになっていますので、
   もし、まだ余裕のある方は今の内に備えておかれることをお勧めします。
   緊急時はホースがなくても直接バケツ等に取水することも可能ですので、
   必ずしもなくてはならないわけではありません。
   ただし、熱いお湯が周囲に飛び散る可能性もありますので、
   作業には十分な注意を払って下さい。

   安全に無駄なく取水するためにホースの利用をお勧め致します。

 5.ヒートポンプ往き口(水側)の非常用取水栓を緩める

   上記の非常用取水栓を緩めると、タンク内に貯まっている水(お湯)を
   取りだすことができます。
   
   この非常用取水栓を緩める際は、3周以上回さないでください。
   栓が完全に取れてしまい、タンク内の水がなくなるまで止まらなくなります。

   また、水(お湯)の出始めには湯あかやごみが出ることがありますので、
   少量ずつ出しながら、様子を見て取水するようにしてください。

 6.取水が終わった後の処理

   必要な量の水(お湯)を取り出した後は、取水栓を締めて下さい。
   そして、逃し弁のレバーを下げて、点検口のふたを閉じて下さい。

   電気が復旧して、エコキュートを再度復帰運転する際は、
   必ず専門業者に依頼して復帰運転して下さい。
   ご自身の判断で復帰してしまうと、故障の原因となります。

以上、非常時に備え、本ページをプリントアウトしていただき、
各部品の場所等を事前にご確認いただくことを強くお勧め致します。


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